クランクシャフト(ファイナルバランシング)
近年のエンジンの量産ラインにおいては、日々変わる生産品目に対応するため、フレキシブルな生産システムが要求されています。
821LAMCは、パッセンジャーカー用クランクシャフトのバランシングを、量産ラインの中でフレキシブルに対応することを目的として開発されました。
821LAMCは極小の設置面積の中で、測定、修正、チェックまで全自動で行うことができます。また、極小の設置面積により、量産ラインのレイアウトを自由に設計することが可能です。
821LAMCは、パッセンジャーカー用クランクシャフトのバランシングを、量産ラインの中でフレキシブルに対応することを目的として開発されました。
821LAMCは極小の設置面積の中で、測定、修正、チェックまで全自動で行うことができます。また、極小の設置面積により、量産ラインのレイアウトを自由に設計することが可能です。
- 測定ステーション
- 測定ステーションには、機内ローダにより搬送されます。超硬ローラによるフリクション駆動にて、クランクシャフトは駆動されます。直列3気筒エンジンの場合はNo.1,4ジャーナル、直列4気筒エンジンの場合はNo.1,5ジャーナルを支持して測定されます。3気筒の非対称クランクシャフトもダミーレス測定が可能なため、4気筒クランクシャフトと3気筒クランクシャフトのランダム生産が可能です。
- 修正ステーション
- 修正ステーションでは、NC制御で駆動される1軸ドリルユニット1基でアンバランス量の除去を行います。アンバランス量に対応するドリル深さは、計測ユニットで計算されます。
- チェック測定
- 修正・エアブロー清掃されたクランクシャフトは、測定ステーションで再測定され、OK/NGの判定をされます。
- 機内搬送ローダー(ツインマニプレータ)
- 機内搬送ローダ(ツインマニプレータ)
機内搬送ローダによりクランクシャフトは、各ステーション間を搬送されます。
ツインマニプレータの採用により、迅速な搬送が可能となりました。
- 計測ユニット
- マイクロプロセッサ計測ユニット MMi-902C
カラーTFTパネルを搭載したパネルコンピュータ部と測定ユニットで構成されています。
タッチパネル操作により設定を行います。自己診断機能と、モジュール方式を採用することにより、メンテナンス性に優れています