製品情報クランクシャフト(マスセンタリング )

軽量化された近年のクランクシャフトにおいては、カウンターウェイトでの規定の重量のキープとバランシングを両立させることは、困難となっています。これらを両立させるためには、クランクシャフトのマスセンタを測定し、マスセンタを中心として加工を行うことが有効です。

400MNRZは、測定ステーションのみで構成された直列3気筒クランクシャフト及び、直列4気筒クランクシャフト専用のマスセンタリングマシンです。測定するクランクシャフトのマスセンタ穴あけ位置の測定を全自動で行います。

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測定ステーション
ローダで搬入されたクランクシャフトの車種は自動判別され、必要な較正データが計測ユニットに選定されます。
較正データの手動選定もオプションで選定できます。

クランクシャフトは、スピンドルに両端を保持された状態で回転することにより、寸法上の中心と、マスセンタとの偏芯量を測定します。測定された、偏芯量のデータは、次工程のNCマシンに送られ、そのデータにもとずいてセンタ穴が加工されます。

寸法上の中心と、マスセンタの偏芯量が2.5mm以上の場合は、NGと判定されます。

マイクロプロセッサ計測システムMMi-902MS
マイクロプロセッサ計測ユニット MMi-902MS
カラーTFTパネルを搭載したパネルコンピュータ部と測定ユニットで構成されています。
タッチパネル操作により設定を行います。自己診断機能と、モジュール方式を採用することにより、メンテナンス性に優れています