開発支援業務

製品の開発で悩んでいませんか!?
当社のバランシング技術と回転機械振動の評価技術をお役に立て下さい!

バランシング事業

回転体の振動問題の原因は、ほとんどがアンバランスによるものです。お客様の新開発製品のバランシングについてのご提案、実験、測定などを行っています。また、複雑な形状のロータの場合など、新規ワークに対応したアタッチメントの設計・製作も承っております。

回転機械振動事業

回転機械の振動問題でお困りの場合もご相談に応じることができます。ご不明な点など、些細なことでも結構です。お気軽にお問い合わせください。

IS018436-2 機械状態監視診断技術者(振動)の有資格者:Cat.II 28名,Cat.III 12名,Cat.IV 1名

バランシング

(1) 横形バランシングマシン

超小型~中型ロータまでの計測をサポートします。剛性ロータだけでなく、弾性ロータ、着磁されたロータもバランシングが可能です。また、ロータ形状が複雑な場合は専用アタッチメントを設計製作して対応することができます。

NH20B
NRS2B
NRS0B
NRS01B
機械
型式
タイプ測定
面数
最大直径
[mm](参考)
質量範囲
[kg](参考)
軸径範囲
[mm]
ベッド長さ
[mm]
NH20Bハード2 面80010~408~1401500
NRS2Bソフト2 面1805~208~140750
NRS0Bソフト2 面1000.1~2.55~30360
NRI01Bソフト2 面100.001~0.042~3

※NRS、NRIタイプでは通常、ロータにあわせた専用アタッチメントの設計製作が必要になります。

(2) 立形バランシングマシン

立形バランシングマシンでは軸の無いロータのアンバランスを計測することも可能です。通常、ロータに合わせた専用アタッチメントの設計製作が必要になります。

120CNBC
機械型式タイプ測定面数最大直径
[mm](参考)
質量範囲
[kg](参考)
120CNBCソフトタイプ2 面4501~8
(3) 弾性ロータのバランシング

バランシングマシンで対応できる回転数範囲であればご指定回転数でバランシングを行うことができます。また、実機のフィールドバランシングにも対応可能です。弾性ロータのアンバランスの修正効果は、考慮する危険速度の数や修正面の位置と数によって変わりますが、最適計算によってベストなアンバランスを求めることができます。

回転機械振動

新規開発または既存の回転機械の振動問題について、調査方針のご提案や原因調査、および対策のご支援を致します。様々な回転機械振動について調査実績があるスペシャリストが、振動問題の解決にお導き致します。代表的な振動評価技術は以下のようです。

(1) 軸振動解析

ロータと軸受の詳細情報から軸振動解析モデルを作成して、曲げ振動の固有振動特性を評価することができます。キャンベル線図等による危険速度の評価、根軌跡プロットによる安定性評価、不釣合い応答や静たわみの評価などを行うことができます。1軸または多軸ロータのねじり振動の固有振動特性の評価も対応可能です。

(2) 軸振動の計測と分析

実機の軸振動の卓越周波数、軸心の振れ回り軌跡、軸心位置などの情報から、回転機械の状態を詳細に把握することができます。

(3) ねじり振動計測

エンコーダやゼブラテープを用いて等角度ピッチの回転パルス信号を高速サンプリングし、ロータのねじり振動を評価することができます。特に、ねじり振動の共振振幅が問題となるレシプロ機械では、共振回転数の把握は非常に重要となります。

(4) 実験モード解析(EMA, Experimental Modal Analysis)

静止状態の加振試験によって、ロータの曲げ振動の固有振動特性として固有振動数、固有モード、モード減衰比を把握することができます。軸受剛性などの不確定要素が取り除かれた、フリー支持状態で試験を行えば、ロータの軸振動解析モデルの精度を評価・向上させることができます。一般機械構造物では、共振回避などを目的として構造変更を行う場合に、実機の固有モードの情報があれば有効な対策をとることができます。稼働状態の機械の強制振動モードを評価するODS(Operational Deflection Shape)解析や、停止できない機械や加振が困難な機械の振動応答のみから固有振動特性を求めるOMA解析(Operational Modal Analysis)にも対応致します。